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プラザキサ

16 6月

概説
血管内で血液が固まるのを防ぐお薬です。おもに、心原性脳塞栓症の予防に用います。

作用
働き
血管内で血液が固まり、血流を止めてしまう状態を“血栓”といいます。また、血栓が流れ、その先の血管を塞いでしまうのが“塞栓”です。心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞)がその代表です。血管が詰まってしまうので、その先の組織が障害を受け機能を失ってしまいます。
このお薬は「血液凝固阻止薬」です。血管内で血液が固まるのを防ぐ強い作用があります。そのため、塞栓の予防薬として有用です。とくに、脳卒中のうち、ある種の不整脈(心房細動)により心臓に血塊ができ、それが脳の血管に流れて詰まってしまう“心原性脳塞栓症”に効果が高いことが分かっています。
薬理
血液を固める重要な役目をするのがトロンビンという酵素の一種です。このお薬は、そのトロンビンの働きをじゃますることで、血液を固まりにくくし、血栓ができるのを防ぎます。このような作用から直接トロンビン阻害薬と呼ばれています。
臨床試験
心房細動(非弁膜性)をもつ患者さん18113人(うち日本人326人)を対象に、従来の標準薬のワルファリン(ワーファリン)と効果を比較する大規模臨床試験がおこなわれています。ワルファリンに劣らない脳卒中の予防効果があるのかを確かめるのが目的です。その結果、脳卒中または全身性塞栓症を起こしてしまった人は、この薬を飲んでいた人達で2.3%(133人/6076人)、ワルファリンを飲んでいた人達で3.3%(198人 /6022人)でした。この薬を飲んでいた人達のほうが、脳卒中または全身性塞栓症を起こす割合が30%以上少なく、ワルファリンにまさる効果が確認できたわけです。また、出血の副作用もワルファリンより少ないことが示されました。

特徴
直接トロンビン阻害薬と呼ばれる新しいタイプの抗凝固薬です。古くから、心原性脳塞栓症の予防薬として用いられてきたワルファリン(ワーファリン)とは、作用メカニズムが違います。ワルファリンよりも高い有効性を示し、また効きすぎによる出血リスクも低減しています。
ワルファリンのように、こまめに血液凝固能を検査したり、用量調節に神経をそそぐ必要がありません。食物との相互作用の心配がなく、薬物間相互作用も比較的少ないです。今後、心房細動に起因する心原性脳塞栓症の予防薬として広く用いられることでしょう。

 
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プレタール

16 6月

概説
血管内で血液が固まるのを防ぐお薬です。血栓症の治療に用います。

作用
働き
血管内で血液が固まり、血流を止めてしまう状態を「血栓」といいます。心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞)がその代表です。血管が詰まってしまうので、その先の組織が障害を受け機能を失ってしまいます。
このお薬は「抗血小板薬」です。血小板の働きをおさえて、血液が固まるのを防ぎます。おもに、脳の血管が詰まる脳卒中(脳梗塞)の再発予防に用いられています。とくに、脳の太い動脈がコレステロールなどで狭くなることで起こる「アテローム血栓性梗塞」、あるいは頚動脈の硬化による「一過性脳虚血発作」に効果が高いと考えられています。
そのほか、血管拡張作用を持ち合わせていることから、慢性動脈閉塞症にともなう手足の冷えや痛み、足の壊疽などにも用います。なお、心筋梗塞や心原性脳塞栓症に対する適応はありません。
臨床試験
約1000人の脳梗塞患者を対象に、長期服用時の再発予防効果が調べられています(CSPS)。半分の人はこの薬を飲み、もう半分の人は飲まないで、効果を比較する試験です。
その結果、この薬を飲んでいた約500人で脳梗塞を再発したのは30人でした。一方、飲んでいなかった別の500人では、56人が再発しました。この薬を飲んでいたほうが、脳梗塞の再発率が明らかに低いことが確かめられました。
ただし、この薬を飲んでいた人のうち6人が狭心症を起こしました。飲んでいなかった人にはみられません。このことから、この薬は心臓に対して悪い影響をするおそれがあることが分かりました。総死亡率については特段に差がありませんでした(年間死亡率:実薬0.92% vs 偽薬0.82%)。

特徴
主作用である「抗血小板作用」のほかに、「血管拡張作用」を有する点が特徴的です。後者の作用は血流量を増加させるなど有益な面もありますが、その一方で、頭痛や動悸を起こしたり、場合によっては狭心発作につながるおそれがあります。もともと心臓の悪い人は慎重に用いなければなりません。

 
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プラビックス

16 6月

概説
血管内で血液が固まるのを防ぐお薬です。血栓症の治療に用います。

作用
働き
血管内で血液が固まり、血流を止めてしまう状態を「血栓」といいます。心筋梗塞や脳卒中(脳梗塞)がその代表です。血管が詰まってしまうので、その先の組織が障害を受け機能を失ってしまいます。
このお薬は「抗血小板薬」です。血小板の働きをおさえて、血液が固まるのを防ぎます。おもに、脳の血管が詰まる脳卒中(脳梗塞)の予防に用いられています。とくに、脳の太い動脈がコレステロールなどで狭くなることで起こる「アテローム血栓性梗塞」、あるいは頚動脈の硬化による「一過性脳虚血発作」に効果が高いと考えられています。
臨床試験
この薬クロピドグレルと、標準的な抗血小板薬であるアスピリンとの比較試験が、2万人近くの人でおこなわれています。この薬を飲んでいた人のほうが、心血管系の病気の発症割合が9%ほど少ないという結果でした。
国内で広く使われている従来品の類似薬チクロピジン(パナルジン)を対照とした二重盲検比較試験がおこなわれています。その結果、心血管系の病気の発症予防効果に差はでませんでしたが、肝機能障害など重い副作用の発現率がチクロピジンより少ないことが示されました。
CHARISMA 試験は、アスピリンとの併用療法における1次予防効果を検証する試験です。その成績は、期待に反し、この薬とアスピリンを併用しても、アスピリン単独による効果と差はなく、かえっては出血や死亡のリスクが高くなるというものでした。1次予防における安易な抗血小板薬の併用療法は推奨できないと結論されました。

特徴

  • チエノピリジン系の抗血小板薬です。同系のチクロピジン(パナルジン)と比べ、肝障害などの重い副作用がやや少ないとされます。
  • 多くの大規模臨床試験によって、その有用性と安全性が確認されており、世界的にも広く使われています。
 
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トロンビン

02 6月

概説
胃の出血を止めるお薬です。

作用
働き
胃の粘膜に直接働き、小血管や毛細血管からの出血を止めます。おもに、胃の出血に用いられています。内視鏡による処置のあとにも処方されます。胃のほか、食道や十二指腸の出血に適応します。
薬理
有効成分のトロンビンは、血液を固まりやすくする酵素の一種です。その働きは、血液を固める血液凝固物質「フィブリン」をつくりだすことです。生成されたフィブリンにより血液が固まりやすくなります。

注意
診察で
持病やアレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
服用中の薬を医師に教えてください。
飲み合わせ・食べ合わせ
トラネキサム酸(トランサミン)など、ある種の止血薬との併用を避ける必要があります。
使用にあたり
指示された用法用量にならって、正しくお飲みください。
一般的には、50mLくらいの牛乳もしくは制酸薬(マーロックス液)に溶かして飲むようにします。これは、胃酸にる効力の低下を防ぐためです。

効能
上部消化管出血。

用法
適当な緩衝剤に溶かした溶液(トロンビンとして200~400単位/mL)を経口服用する。なお、出血の部位及び程度により適宜増減する。

 
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S・アドクノン

02 6月

概説
血管を丈夫にして、出血をおさえるお薬です。

作用
血管壁を強くして、血液がもれ出すのを防ぎます。血小板や血液凝固系には作用しません。したがって、毛細血管が弱くなって生じる出血に向きます。安全性が高く、各種の出血に広く用いられています。

注意
診察で
アレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
使用にあたり
指示どおりに正しくお飲みください。ふつう、1日3回、毎食後に内服します。他の止血薬と併用することも多いです。

効能

  • 毛細血管抵抗性の減弱及び透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病など)。
  • 毛細血管抵抗性の減弱による皮膚あるいは粘膜及び内膜からの出血、眼底出血・腎出血・子宮出血。
  • 毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血。

用法
アドレノクロムモノアミノグアニジンメシル酸塩水和物として、通常、成人1日30~90mgを3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

 
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アドナ

02 6月

概説
血管を丈夫にして、出血をおさえるお薬です。

作用
血管壁を強くして、血液がもれ出すのを防ぎます。血小板や血液凝固系には作用しません。したがって、毛細血管が弱くなって生じる出血に向きます。安全性が高く、各種の出血に広く用いられています。

注意
診察で

  • アレルギーのある人は医師に伝えておきましょう。
  • 使用にあたり
  • 指示どおりに正しくお飲みください。ふつう、1日3回、毎食後に内服します。他の止血薬と併用することも多いです。

効能

  • 毛細血管抵抗性の減弱及び透過性の亢進によると考えられる出血傾向(例えば紫斑病等)。
  • 毛細血管抵抗性の減弱による皮膚あるいは粘膜及び内膜からの出血、眼底出血・腎出血・子宮出血。
  • 毛細血管抵抗性の減弱による手術中・術後の異常出血。

用法
カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物として、通常成人1日30~90mgを3回に分割経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

 
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オステン

02 6月

概説
骨を丈夫にするお薬です。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療に用います。

作用
骨粗鬆症は、骨の代謝が悪くなり、骨がもろくなる病気です。腰痛や背骨の痛みをともなうほか、高齢の人では骨折をしやすくなります。
このお薬は、骨が弱るのを防ぎます。骨のカルシウム分が血液に溶け出すのを抑えたり、骨を丈夫にするカルシトニンというホルモンの分泌を促進する作用があります。骨粗鬆症の治療に用いられています。

特徴
イソフラボン誘導体の骨粗鬆症治療薬です。牧草のアルファルファに含まれるフラボノイドをもとにつくられました。作用はおだやかなほうで、骨粗鬆症の初期に向きます。長期使用時の有用性についてはよく分かっていません。

効能
骨粗鬆症における骨量減少の改善。

用法
通常、成人はイプリフラボンとして1回200mg(1錠)を1日3回食後経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

 
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グラケー

02 6月

概説
ビタミンKを補給するお薬です。ビタミンKの不足による出血を防ぎます。また、高用量のカプセルは、骨を丈夫にするのに用います。

作用
作用-1
ビタミンKは、血液の凝固系に関係しています。不足すると、血液を固めるのに必要な凝血因子「プロトロンビン」という蛋白質がつくれなくなります。そして、血が止まりにくくなり、出血しやすくなります。
本来、ビタミンKは不足しにくいビタミンです。けれど、肝臓や腸などに特別な病気があるときは別です。また、生まれたばかりの赤ちゃんは、ビタミンKの吸収や代謝が弱いため、出血を起こしやすく、血便がでたりします。そのようなときに、このお薬で、ビタミンKを補給します。赤ちゃんの出血予防には、ビタミンKの注射をしたりシロップを飲んだりします。
そのほか、薬の副作用による出血にも用います。たとえば、強い抗生物質を飲み続けると、ビタミンKが足りなくなってくることがあります。ビタミンKをつくる腸内細菌が減ってしまうためです。また、抗凝血薬のワーファリンが効きすぎると出血しやすくなります。このようなときにも、ビタミンKの薬が有効です。
作用-2
もう一つのビタミンKの役目に、骨の形成があります。骨をつくる骨芽細胞の働きを助け、骨を丈夫にします。このような骨粗鬆症の治療には、ビタミンK2の高単位製剤(グラケー)を使用します。腰痛や背中の痛みを改善するとともに、骨密度増加や骨折予防効果も多少期待できます。

特徴
古くから、低プロトロンビン血症にもとづく出血に対し、止血薬として用いられてきました。その後、骨粗鬆症の薬として高単位製剤のグラケーが新たに開発されました。
骨粗鬆症治療薬としては、作用がおだやかで、副作用もほとんどありません。老人性の軽い骨粗鬆症に向くほか、ステロイド骨症に対しビスホスフォネート薬が使用困難なときに用いることがあります。また、胃切除後など消化機能が弱っている人や、抗生物質の長期使用時などにも適すると考えられます。

 
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ダイドロネル

01 6月

概説
骨を丈夫にするお薬です。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)など、骨の病気の治療に用います。

作用
働き
骨粗鬆症は、骨の代謝が悪くなり、骨がもろくなる病気です。腰痛や背骨の痛みをともなうほか、高齢の人では骨折をしやすくなります。
このお薬は、骨に付着して、骨のカルシウム分が血液に溶け出すのを防ぎます(骨吸収抑制作用)。その結果、骨の密度が増加し骨が丈夫になります。骨折の予防にもつながります。
薬理
骨は新陳代謝をしています。古い骨は壊され新しくつくり直されるのです。古い骨を吸収し壊す役目をするのが“破骨細胞”です。この薬は、破骨細胞に特異的に作用し骨吸収を強力に抑制します。
臨床試験
この系統は、海外での大規模骨折介入試験で有用性が認められています。骨粗鬆症にともなう骨折を半減させることが示されています。

特徴
国内初の第一世代ビスホスホネート製剤です。強力な骨吸収抑制作用をもちます。
骨粗鬆症の治療においては、案全域が狭く、骨軟化の副作用を起こしやすいのが難点です。飲み方も変則的で、少しやっかいです。そのため、最近は、他の新世代ビスホスホネート薬の処方が増えています。
この系統は、骨折の予防効果が高く、骨折の危険性の高い重度の骨粗鬆症に向きます。また、ステロイドなどによる薬物性の骨粗鬆症に対しても第一選択されます。同系の注射薬は、がん にともなう高カルシウム血症や骨転移、骨病変の治療薬としても重要です。

効能
効能A
骨粗鬆症
効能B
次の状態における初期及び進行期の異所性骨化の抑制//脊髄損傷後、股関節形成術後
効能C
骨ページェット病

用法
効能A
本剤の吸収をよくするため、服薬前後2時間は食物の摂取を避けること。通常、成人は、エチドロン酸二ナトリウムとして200mgを1日 1回、食間に経口服用する。服用期間は2週間とする。再服用までの期間は10~12週間として、これを1クールとして周期的間歇服用を行う。なお、重症の場合(骨塩量の減少の程度が強い患者あるいは骨粗鬆症による安静時自発痛及び日常生活の運動時痛が非常に強い患者)には400mgを1日1回、食間に経口服用することができる。服用期間は2週間とする。再服用までの期間は10~12週間として、これを1クールとして周期的間歇服用を行う。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日400mgを超えないこと。
効能B
本剤の吸収をよくするため、服薬前後2時間は食物の摂取を避けること。通常、成人は、エチドロン酸二ナトリウムとして800~1000mgを1日1回、食間に経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
効能C
本剤の吸収をよくするため、服薬前後2時間は食物の摂取を避けること。通常、成人は、エチドロン酸二ナトリウムとして200mgを1日1回、食間に経口服用する。なお、年齢、症状により適宜増減できるが、1日1000mgを超えないこと。

 
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トランサミン

24 5月

概説
出血を止めるお薬です。赤みや腫れをひく作用もあります。

作用
作用-1
“プラスミン”という血液を溶かす物質の働きをおさえることで、止血作用を発揮します。このことから、「抗プラスミン薬」と呼ばれています。安全性も高く、各種の出血に広く用いられています。
作用-2
プラスミンは、アレルギーや炎症反応にもかかわっています。このお薬で、プラスミンの働きを弱めれば、アレルギー症状や炎症(腫れ)がやわらぎます。このような作用にもとづき、湿疹やじん麻疹、のどの赤みや腫れ、口内炎などに処方されています。皮膚科ではシミの治療にも応用されます。

注意
診察で
持病のある人は医師に伝えておきましょう。
服用中の薬を医師に教えてください。
注意する人
血液が溶けにくくなるので、心筋梗塞、脳血栓、血栓性静脈炎など血栓性の病気のある人は慎重に用います。
注意が必要なケース..心筋梗塞、脳血栓、血栓性静脈炎、術後で寝た状態にある人、圧迫止血の処置を受けている人、腎不全のある人など。
使用にあたり
指示どおりに正しくお飲みください。ふつう、1日3~4回内服します。他の止血薬と併用することも多いです。

効能
適用
全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向(白血病、再生不良性貧血、紫斑病等、および手術中・術後の異常出血)。
局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)。
次の疾患における紅斑・腫脹・そう痒等の症状//湿疹およびその類症、蕁麻疹、薬疹・中毒疹。
次の疾患における咽頭痛・発赤・充血・腫脹等の症状//扁桃炎、咽喉頭炎。
口内炎における口内痛および口内粘膜アフター。
応用
皮膚のシミ(肝斑、老人性色素斑、炎症後色素沈着)など。

 
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